古酒(くーす)の郷は「悠久の時を刻み、沖縄の泡盛文化を発信」をキャッチフレーズに、琉球王国時代から愛され続けてきた泡盛古酒の、奥深い歴史と本物の味わいを販売・発信する、県内で一番新しい酒造所です。
平成20年5月、泡盛の本流は古酒にあるという思い、そしてその古酒を世に知らしめたい、という思いから、県内43酒造メーカーの協力によって設立されました。
故郷の郷の銘柄はズバリ「古酒の郷」。各メーカーから古酒づくりに最適な自慢の琉球泡盛を、大型タンクで貯蔵。 じっくり時間をかけて熟成された古酒は、華やかな香りとまろやかでコクのある、本格的な旨さが特徴です。
泡盛古酒の特徴は、瓶や貯蔵タンクの中でも年月をかけるほど熟成すること。5年、10年と貯蔵するだけで、その味わいはさらに深まります。メーカーごとに味わいの違う泡盛をブレンドすることで、より一層個性豊かな古酒になり、時を重ねるごとにそれぞれの個性が複雑に絡み合い、ますます旨味と香りが重なり合う、芳醇な古酒へと変貌するのです。
古酒の郷の古酒は、8本の貯蔵タンクに数社から十数社ごとにブレンドして熟成。そのためにタンクごとに違う味わいの古酒になっています。泡盛の原材料であるタイ米が本来持っているバニラやチョコレート、黒糖のような甘い香り、マツタケやシイタケのようにキノコのような香り、リンゴやバナナ、洋ナシなどフルーティーな香りなど、熟成した古酒ならではの風味が貯蔵タンクごとに絶妙なバランスで育っています。